あみがわかりやすく解説する斎場指南所Diary

2017年02月17日

家族葬のメリットと注意すべき点

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葬儀を執り行う際に頭を悩ませることになるのが、規模と業者選びではないでしょうか。一昔前は一般葬で多くの人が参列することが当然のことでしたが、近年では大規模な葬儀は望まないという人が多くなり、そのことか、身近な存在となっているのが家族葬です。家族葬といっても家族しか参列することができないというわけではなく、故人と親しかった人も参列してもらうことができます。身近な人のみで少人数で執り行うとなれば、規模も小さくてすみ式場も小さいので費用を安く抑えることができるというメリットがあります。

それだけではなく、参加者に挨拶をする必要がなくなれば精神的な負担も少なくなり、故人と最後の別れをゆっくりと惜しむことができるのも良い点ではないでしょうか。しかし、メリットばかりというわけではなく注意しておかなくてはならないこともあります。その一つに、参列できない人への配慮を忘れないということがあげられます。特に高齢者の場合には、参列することが当然と考えている人もおり家族葬となっても納得できないという人がいる可能性も高まります。

無断で執り行ってしまうと、後々参列できなかったことに対して文句を言われたりトラブルに発展してしまうことになりかねません。そうならないためにも、事前に連絡して了解を得ておくことが大切です。後日改めて偲ぶ会やお別れの会を開くなど、少し配慮をすることで納得してもらえるケースもあることも頭に置いておきましょう。