あみがわかりやすく解説する斎場指南所Diary

2016年11月20日

習慣にとらわれない喪主選びをしよう

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喪主とは葬式全般を取り仕切る主催者のことです。誰が喪主になるのかについては、特に決まりはありません。昔は家督を継ぐ者が喪主になるものでしたが、現在は故人にもっとも縁があった人が務めるのが主流になっています。子どもが親よりも先に亡くなってしまう場合には、親が喪主にならないという慣習がのこっている地域もありますが、その慣習通りでないことも多いです。また、喪主が未成年の場合には、親族が施主としてサポートします。

施主とはお布施をする主という意味で、この場合は葬儀費用の支払いを施主が行います。通夜から葬儀にかけて喪主にはたくさんの仕事がありますが、世話役を設けて仕事を分担することがほとんどです。自宅葬の場合は、経済的な負担が少ない分、遺族の肉体的、精神的負担が増えるので、世話役を立てると安心です。最近ではあえて世話係を立てずに、喪主の役割を分担して負担を軽減することもあります。